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カルキのディクシャ  WHO IS THAT?
インド聖者カルキバガヴァンとワンネスムーヴメント。 その知られざる実態に迫る。 ワンネス劇場の舞台裏で何が起こっていたのか!? その他、悟り系の情報を紹介。玉石混交のスピリチュアル、玉にみせかけた石にはご用心。
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今回はジェームス・スワルツ氏が語る「ネオ・アドヴァイタ」をご紹介します。
ざっくりとまとめられている感じですが、それでも結構なボリュームで訳し終えるまでに大分かかりました。基礎英語力の問題と別に、専門用語をどう処理するかなど考えさせられるところもありますので。

氏の著書「How To Attain Enlightenment」を取り寄せてみたところ、チャプター16(最終章)をそっくりそのまま抜粋したのが以下の文章であることが判明しましたが、以下の引用元はadovaita.orgです。全てを1度で掲載するには、ブログの許容量を超えるため、いくつかにわけます。

ジェームス氏にメールを送ってみると、本の反響が大きく返信がままならないそうですが早めに返信がありました(文章の使用許可のみだったからかもしれませんが、質問などは時間を要するかもしれません。質問には応じているようですが、既にウェブサイトや著書でかなりの情報が提供されているので、まずはそれに目を通して、なお疑問があれば・・・ということです。でも英文で全部よむって大変・・・)

ジェームス氏の略歴。
モンタナで生まれ育つ→ローレンス大(ウィスコンシン州)、カルフォルニア大バークレー校卒→ビジネスマンとして大きな成功を収める、が→1967年に大きな洞察を得てビジネスを離れる。→インドへ探求の旅→チンマヤナンダ、ダヤナンダなど聖賢に学ぶ→現在アメリカ、ヨーロッパ、インドで自己調査の科学ヴェーダンタを講義している(必要最小限の経費のみ徴収。生計手段は別に持って活動しているようです)。通り名はRAM。
http://www.shiningworld.com.


=================
http://www.advaita.org.uk/discourses/james_swartz/neoAdvaita.htm
Neo-Advaita
by James Swartz
ネオ・アドヴァイタ
ジェームス・スワルツ:著
 
Mystics have proclaimed the oneness of all things for thousands of years. The science of Self Inquiry that culminated in the teachings of Adi Shankara in the eighth century has had a profound effect on Eastern religion and spirituality. 
 
神秘家は数千年間、万物のワンネスを公布しています。8世紀のアディ・シャンカラの教えで最高度に達した自己調査の科学は東洋の宗教と霊性において絶大な効果がありました。
 
Although we see the idea of nonduality popping up in Western thought from the time of Christ until the present day, it did not develop into a systematic means of Self realization and has virtually no impact on Christianity, Islam and Judaism, unlike Self Inquiry which deeply conditioned Indian culture. 
 
私たちはキリストの時代から今日に至るまで西洋の思想に「非二元」のアイデアが出現しているのを目にしますが、 それは自己実現の体系的な手段を発達させませんでした。インド文化に深く条件付けられた自己調査と異なるキリスト教、イスラム教、ユダヤ教には、ほとんど影響力を持っていません。
 
Until the Colonial Era, contact between the East and West was limited, but slowly the West became aware of the social, political and religious philosophies of the once powerful Oriental nations. During the last half of the nineteenth century, the 'New Thought' movement sprang up in America. 
 
植民地時代までは東洋と西洋との接触が制限されましたが、西洋は徐々に東洋民族の社会、政治、宗教哲学を意識するようになりました。19世紀後半にアメリカで「新思想運動」が発生しました。
 
The founders of Christian Science, Unity, Science of Mind and the transcendental poets were certainly familiar with nondual thought. Around the turn of the last century a few Indian mahatmas visited the West and more or less formally introduced us to the idea of nonduality. 
 
クリスチャンサイエンス、ユニティ、サイエンス・オブ・マインドの創設者、および先験的な詩人が非二元のアイデアに詳しかったのは確かです。 前世紀の節目では、インドのマハトマ(大聖)の数人が西洋を訪問して、非公式に「非二元」の考えを私たちに紹介しました。
 
The powerful speech given by Swami Vivekananda at the Congress of World Religions in Chicago in 1893 was a milestone in the East-West spiritual relationship, proclaiming as it did the oneness of all religions. 
 
1893年のシカゴでの世界宗教会議でスワミ・ヴィベーカーナンダによってなされたすべての宗教の一致を宣言した力強い演説は、東西の霊的な関係において画期的な出来事でした。
 
For some reason Vivekananda put his own spin on the traditional teachings, emphasizing Yoga at the expense of Vedanta. It is possible that he felt that the West was not properly prepared. 
 
ある理由でヴィベーカーナンダはヴェーダンタを犠牲にヨーガを強調して、伝統的な教えの上に彼自身の意見を置きました。彼が、西洋が適切に準備されていないと感じたのはありうることです。
 
Whatever the reason, the Vedanta he introduced to the West was not strictly traditional and became known as New Vedanta or Modern Vedanta, a contradiction in terms if ever there was one.
 
理由はどうであれ、彼が西洋に紹介したヴェーダンタは厳密には伝統的でなく、これまでのものと矛盾したニュー・ヴェーダンタ、またはモダン・ヴェーダンタとして知られるようになりました。


■Multi Path Confusion
マルチパス(多種多様な道)による混乱
 
New Vedanta introduced the idea of four paths or yogas—action, devotion, knowledge and meditation—which were supposedly suitable for different personality types, whereas the Vedas only sanction two: action and knowledge. 
 
ニュー・ヴェーダーンタは、異なる性格タイプに適するとされた4つの道(ヨーガ)[行為、献身、知識、瞑想] のアイデアを紹介しました。一方、ヴェーダは行為と知識の2つしか認めていません。
 
The path of karma is intended for extroverts with a heavy vasana load and the path of knowledge is for contemplative types whose vasanas are predominately sattvic. 
 
カルマ(行為)の道は、ヴァーサナの負荷が重い外向型の人が対象で、知識(智)の道は、ヴァーサナがサトヴィック優勢な思索的タイプが対象です。
 
How the multi-path idea was meant to be an improvement is difficult to discern. Traditionally Yoga is considered to be a subset of the science of Self Knowledge, not a separate path to enlightenment. The practices of Yoga are not inferior to Self Inquiry but, as laboriously pointed out so far, are not suitable as a means of liberation. 

見分けるのが困難なマルチパスのアイデアをどのように改良するつもりだったのでしょう?伝統的なヨーガでは、悟りへの道は分かれるものではなく、自己知識の科学の部分集合であるとみなされます。

ヨーガの修練は自己調査に劣るものではないですが、これまで苦労して指摘したように解放の手段としては適していません。
 
They are, however, extremely valuable to prepare the mind for liberation because without a pure mind liberation is not possible.
 
しかし、純粋な心がなくては解放は不可能であるため、ヨーガの修練は解放のための心の準備として非常に有益です。
 
So with the ascendancy of the Yoga teachings, enlightenment came to be considered a permanent experience of samadhi, in contrast with the mundane experiences of everyday life, which it obviously cannot be if reality is nondual. 
 
ヨーガの教えが優勢になるに伴って、悟りは恒久的なサマーディの体験とみなされるに至りました。実在が非二元であるならば、日常生活のありきたりの体験とは相違があるのは明らかだと。
 
In any case, the experiential notion of enlightenment has been the dominant view for the last one hundred years in the West, although it dates back to a few centuries B.C., where it is given voice in the Yoga scriptures of Patanjali. It has obviously been around for a very long time because we can trace the Yoga Sutra’s origins to the Upanishads which are records of mankind’s earliest spiritual thinking.
 
どんな場合でも、経験的な悟りの概念は、西洋における過去100年間の支配的見解となっています。それは、紀元前数世紀にさかのぼってパタンジャリのヨーガ経典で言明されているのですけれど。
 
それが非常に長い間使われているのは明らかです。なぜなら、我々は人類最古の霊的考察の記録であるウパニシャッドにヨーガスートラの起源をたどることができるからです。
 
Air travel increased the East-West dialogue. By and large, the tsunami of export gurus that inundated the West in the 1960s peddled modern Vedanta. The emphasis on Yoga was necessary because materialism had corrupted the Western mind. 
 
飛行機の旅が増加して、東西の対話も行われました。概して、1960年代にモダン・ヴェーダンタを西洋に売り込む輸出グルの津波が氾濫しました。物質主義が西洋の心を堕落させていたので、ヨーガを強調することが必要でした。
 
Although there was a strong spiritual hunger in the West, it was not really prepared to assimilate the essence of Self Inquiry. Materialists are doers and enjoyers and the idea of experiencing enlightenment is good enough for them. 
 
西洋には強い霊的な飢餓があったものの、自己調査のエッセンスを吸収するだけの準備がなされていませんでした。物質主義者は行為者、享楽者であり、悟り体験のアイデアは彼らにはまずまずのものでした。
 
As the world became increasingly interconnected and spirituality gained respectability, the bond between East and West deepened.
 
世界がますます相互に連結されるに従い、スピリチュアリティーは社会的地位を得て東洋と西洋の間の絆が深まりました。

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自己紹介:
精神世界(スピリチュアル)には数多くのトラップが存在しています。私も懲りずに何度もひっかかりました。安易に鵜呑みにせず、自分自身で調べる、考える、見極めることが大切なんだと思います。経験してみないことにはわからないこともありますが、情報を知ることで罠を回避できることも十分にあると考えられます。
国内だけでは情報が限られるので海外にも目を向けています。
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ジェームス・スワルツのネオ・アドヴァイタ② カルキアヴァター現る!?
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